CTのご紹介  

 ・歯科用CTスキャンとは
 ・医科用の一般CTとの比較
 ・歯科用CTで何が見えるの?
 ・パノラマ、デンタルなどの2次元画像との違いは?
 ・Alphard VEGAって?
 ・歯科用CTのインプラント治療への応用
 ・歯科用CTでできること
 ・冨永歯科クリニック口腔・顎診断ドック
 ・実際のCT画像
CT(Alphard VEGA)

【歯科用CTスキャンとは】
  歯科用CTは、頭頚部に特化したX線装置で特に口腔、歯科領域の診断に絶大なる威力を発揮する機械です。
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【医科用の一般CTとの比較】
  当院の歯科用CT(Alphard VEGA)は一般の医科用CTに比較して低被爆線量で高解像度の画像が得られます。 断層面の画像は一般の医科用CTが1㎜幅の断面であるのに対して歯科用CTは0。1mm~0。35mm幅の断面であり、 最大約10倍の解像度を有しており主に硬組織の診断に有効です。 そのため、かなり細かいところまで鮮明に見えるのです。台上に寝ることなく専用の椅子に座った状態で撮影を行います。 セッティングから撮影終了までの時間も約5~10分と簡単な撮影で、患者様にとっては比較的楽な撮影です。
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【歯科用CTで何が見えるの?】
  硬組織のあらゆる部分が見えます。インプラントを成功させるには術前にその導入箇所の骨の状態を十分把握しておく必要があります。 また、歯周病による歯槽骨の吸収の度合いや吸収した形など歯科用CTを使うとその詳細が3次元の画像で手に取るようにわかります。 頭頸部特に口腔内歯科領域は狭いエリアにもかかわらずその解剖学的形態は複雑で一般の医科用CTでは1mm断層のため細かい 部分の診断には適していませんでした。ゆえに歯科治療、歯周治療やインプラント診断に用いるにはいま一つ精細さにかけていました。 ましてや細かい歯槽骨や歯根および根管の形態を正確に把握することは不可能です。歯科用CTでは前述の様に0。1~0。15mmの断層幅 ですから骨や歯など硬組織の詳細な形態画像が3次元でみることが可能です。
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【パノラマ、デンタルなどの2次元画像との違いは?】
  一般的にX線画像とは立体物をフィルム画像に焼き付けたものを指すことが多く、前後の像が重なって写ってきます。 これを読影という方法で重なった画像の影の濃淡でその立体的形を予測していくのです。 したがって2次元画像は、その部位の形態を診断していくのに想像の域を脱しないということです。 言い換えれば2次元画像による診断とはレントゲンフィルムに写ったものそのものではなく、 想像による術者の頭の中の立体画像だということです。それ故正確な診断は不可能で、 診断する術者(歯科医師)の臨床経験や読影能力に大きく左右されます。CTの場合は写った画像から想像ではなく、 そのものがそのまま3次元の画像として見えるので診断のばらつきが少なく、 誰が見ても同じ画像であることから経験や読影能力による診断の差が少なくなります。
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【Alphard VEGAって?】
  当院の歯科用CTスキャンはAlphard VEGAという機種です。撮影範囲は現存する歯科用CTの中でも最大で頭頂付近までの撮影が可能です。 矯正用の3次元セファロ診断が可能な機種はVEGAの他1機種しかありません。 最近では歯科用CTが各メーカーより発売されていますが、朝日レントゲン社製のCT装置は純国産で最も信頼度が高く緻密な画像制度を誇っています。 朝日レントゲン社製のCT装置の中でもAlphard VEGAは最高峰の機種です。
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【歯科用CTのインプラント治療への応用】
  歯科用CTは0.01mm単位での距離の計測もPC上でできますので精度の高い画像データが得られます。 インプラント関連の手術は0.1mm単位の精密度で行っていかなければなりません。 術前診断時に同じ精度の診断が可能になることはインプラントを手がける術者にとって大変有意義で画期的なことなのです。 これにより術前にあらかじめ術中に起こりうるリスクを予想することもでき、より安全なインプラント手術が可能となります。 歯科CT装置(Alphard VEGA)を使用することで、より精密で、より安全なインプラント治療が可能になりました。
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【歯科用CTでできること】
  歯科領域ではインプラントの術前診断はもとより、歯周病診断における歯槽骨欠損部の病態の把握、 再生療法の経過観察や効果判定、根尖病巣の診断、根管形態の診断、歯牙および歯根破折の診断、 う蝕(虫歯)の診断などあらゆる診断が可能です。口腔外科領域では顎関節、上顎洞などの病変の診断等さまざまなことに使用可能です。 歯科用CTは開発されてまだ日が浅いのと医科用CTほど普及していないため使用法については未知な部分もありますが使用する各臨床医によって無限大の使用法、 可能性があると言っても過言ではないでしょう。患者様にとっては事前に病気の詳細がわかることや、 インプラントにおける手術野の状態が細かく把握できることによって、より正確で安全な治療が受けられるようになります。
また、皆さんカーナビについては良くご存知のことと思いますが、これと同様に口腔内、 顎骨内の細かいエリアでのナビゲーションシステムがあるとするとリアルタイムに顎骨内のインプラントドリルやインプラント体の位置、 方向が手に取るようにわかることになります。すでにそのシステムは現存しており、CTのデータを基にパソコン上で顎骨の今後普及するものと思われます。
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【冨永歯科クリニック口腔・顎診断ドック】
  体の病気を調べるために現在人間ドックや脳ドックがあるように口腔内および顎の問題点を調べるために当院では 最新の歯科用CTスキャン等を用いた口腔内の診断および顎骨の診断、顎の診断を行っています。 このプログラムは次のような内容です。
口腔軟組織診断、模型診断、画像診断(CTスキャンによる3次元画像診断、2次元画像診断)
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【実際のCT画像】
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